運動をすると乳酸がたまるって、聞いたことがありますか?
激しい運動をすると筋肉に乳酸がたまり、これが筋肉を硬くさせたり、血行を悪くさせたりする疲労物質とされてきました。
乳酸は、運動によってブドウ糖やグリコーゲンなどが使われる時に生み出されるもので、乳酸がたまると、普段は中性の筋肉が酸性に変わり、鉄が酸化してサビるように、筋肉も酸化して疲れを感じるようになるようです。
しかし最近では、乳酸は疲労物質ではなく、再び変化してエネルギーを生み出す物質であることがわかってきたようです。
この働きを手助けするのがクエン酸で、乳酸を燃焼させてエネルギーに変えることによって、疲れを解消させることができるようです。
食べ物を口に入れると、栄養素の一部が8種類の酸に変化し、その量が徐々に減っていくようです。減った分は、熱エネルギーや炭酸ガス(吸気)、水(汗、尿)となって燃えていくとのこと。取り入れられた栄養素は最終的にはクエン酸となり、クエン酸は再び8種類の酸に変化しながら、エネルギーに変わっていくようです。
このサイクルは、「クエン酸サイクル」と呼ばれるもので、クエン酸が不足すると、「クエン酸サイクル」がうまく回らなくなり、せっかく食事で栄養素を取り入れても、エネルギーに上手に変化しなくなってしまのだそうです。
また、クエン酸には、体を疲れやすい酸性から、血液の流れを良くするなど体調を良い状態に保つ弱アルカリ性に変える働きもあるようです。このため、クエン酸には疲れを解消させる効果があるとされています。
クエン酸は梅干しやレモン、グレープフルーツ、リンゴ酢、いちご、キウイなどに多く入っているようです。確かに、疲れている時に梅干しやリンゴ酢を取り入れると、意識がはっきりし、疲れが消えてゆくのを実感します。
梅干しを食べると、なんだか体調が良くなってゆくのを感じますが、梅干しに含まれているクエン酸が、運動によって余分なものとして筋肉にたまった乳酸を再びエネルギーに変え、体の中のエネルギー工場である「クエン酸サイクル」を活発にしてくれるからなのです